Ippo Ippo

産後1ヶ月で卵巣子宮全摘出手術へ!卵巣境界悪性腫瘍の闘病記

夫へ宣告を報告

1ヶ月健診の日の夜

自宅にいる夫に、実家から電話した。

「先生から、まだ妊娠希望するかどうかご主人と話して決めてほしいと言われたよ。でもさ、もう私は卵巣と子宮全部切除でいいと思ってるけど、どうかな。」

 

夫の反応は

「うん。もう二人の子どもに恵まれたんだからね、十分だよ。君に元気でいてほしいから、治す方法を選ぼうよ。大丈夫だよ」

......

 

誰にも言ってなかったけど、本当は私は三人子どもが欲しいなと思っていたんだよ。

二人目の出産後も、また三人目はこの病院で産みたいな、三人目は女の子がいいな~なんて妄想してた。

私の赤ちゃん育児はこれで最後なんだ。

寂しい、悲しい、とは違う。なんだろうこの気持ち。

 

1ヶ月健診と宣告

6/28 1ヶ月健診。

 

実母の仕事が休みの平日に合わせて、1ヶ月健診へ。

 

病気に着くと「あれ!?」と声かけられ、

 

なんと、幼稚園と小学校のときの幼なじみも3日違いで同じ病院で出産していたらしく、1ヶ月健診にきていた!

 

「あの頃育児してた私たちも、ついにおばあちゃんになったのね~!」と何よりばぁば同士が盛り上がっていた😂

 

楽しくお喋りしながら健診を終えて、赤ちゃんも順調な成長で安心していたところ...

「お母さんについてお話があります。おばあちゃんもぜひお話聞いてください」と診察室に呼ばれる。

 

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帝王切開で執刀してくれたメガネの先生から

「切除した卵巣嚢腫から、悪性の腫瘍が見つかりました」と言われる。

 

そこからの説明は何だかよく分からなかった。

 

ただ、

  • 卵巣と子宮は全摘出が一番良い方法
  • 手術は1ヶ月以内。なるはやで日程決めたい。
  • もし今後も妊娠希望するなら、子宮を残す方法もあるが、リスクはある。

 

ということだけ分かった。

母は先生に、

「夫婦の問題なので、改めてパパにも先生からお話くださいませんか?」

と言って、2日後に主人と再度話を聞きにいくことになった。

 

今日のうちに術前検査やっちゃおう!とのことで、レントゲン・CT・採血・心電図....とどんどん検査に回されて、

13時に健診に来たのにもう16時!

 

急いで長男を保育園にお迎えにいった。

 

帝王切開の手術室にて

前回(4年前)、長男の時が逆子で帝王切開だったので、

今回次男も必然的に帝王切開

 

長男の時は、入院予定日の前夜に自宅で破水と陣痛がきて、緊急帝王切開になったので、 今回はとにかく「入院予定日に無事に入院すること」が最大の目標だった。

 

で、無事に予定通りに入院!

このコロナ渦なので、当然入院の付き添いも、面会もなく....

一人で入院、翌日11時半ごろ手術室へ。。

 

あれよあれよ〜と麻酔が入れられ、メガネの先生に「はい、切るよ!」

と言われて、出産スタート!

 

メガネの先生「赤ちゃん出るよ〜あれ!?大きいね!!」

オギャーオギャーとあっという間に赤ちゃんが出てきた。

 

泣いてる〜よかった〜〜(安堵)

大きかったんだ〜何グラムなんだろう〜...ワクワク。

 

そしてしばらくしてメガネの先生が、

「卵巣の腫れているところも、無事に取れたよ、ほら」

と、ビーカーに入っている切除した卵巣を見せてくれた。

 

うう....なんかリアル...

やっぱりこの先生は手術好きなんだな...笑

 

無事に手術は終了。

前回の帝王切開よりも、術中も気持ち悪くならなかったし痛みも少なかった。

でも手術台に入ったら、震えるほど怖かった。。

どんな出産も楽な出産はないよねぇぇと実感。

妊婦健診にて

2021年5月...36週目の検診。

 

今回出産する病院は、実家の近くの総合病院。

臨月の妊婦の足でも徒歩10分かからない近さ、最高!

5月の晴れた日。歩いて病院へ向かう。

 

 

帝王切開を執刀してくれる先生に診てもらった。

40代くらいかな〜。

とんがった靴を履いた、男性の先生。

 

先生「何か心配なことはある?」

 

私「左の卵巣が奇形腫になっていて、3年前の婦人科検診で『2人目の帝王切開のついでに切除してもらったら?』と言われたことがあったんです。」

 

先生「じゃあ帝王切開の時に見てみるね。でも位置や状況によっては、卵巣嚢腫の部分が見えなくて切除できないこともあるから、もし取れたら卵巣の腫れているところを取るようにしよう!」

 

メガネの奥でキラッと光る大きな目。

この先生....手術好きそうだな...笑

 

でも丁寧に優しく話をしてくれたので安心感!

お任せします!!

 

ごあいさつ

はじめまして!

 

【産後1ヶ月で、卵巣境界悪性腫瘍にて卵巣子宮全摘出の闘病記】

を残しておくため、ブログを書きはじめます!

 

まずは自己紹介から....

 

  • わたし

平成元年生まれ32才。

今まで大病もしたことなく、生理痛もなく、持病もアレルギーもない健康体(のはずだった)

会社員をやめてフリーランス子育て支援の仕事をしていたが、出産のために2021年5月末から産休中。

 

  • 家族構成

33才夫、4才3ヶ月長男、0才1ヶ月次男(2021年6月生まれ)

自宅から電車で1時間半の場所に、 実家がある。実家は57歳の母1人暮らし。父は7年前に胆管癌で他界。

次男出産のため、2021年4月中旬から長男とともに里帰り。

 

無事に母子ともに問題なく出産も終えて、7月頭には自宅に帰る予定が....
6月28日の1ヶ月検診にて、まさかの卵巣境界悪性腫瘍の宣告。。

 

家族みんなで乗り越えるぞー!